大四国戦線のこと1。物語の成立。


いい加減忘れそうなので、どうやって物語がきちがいじみて完成したかをメモ的に残すことにするよ。

事の始まりは暇つぶしでした。とある公募が「実在の場所を舞台にした小説」を募集していたので、サクッと書いて応募しようと考えました。実在の場所=ご当地小説と勝手に勘違いしての最初のプランは、実家のある地方都市を舞台にボーイミーツガールな物語でした。
おそらく低予算のショートムービーの原作をほしがっているのだろうとの憶測から、若くてピチピチな文系男女が出ればなおよろしかろうとの配慮です(笑)
古本屋巡りをするのが趣味の少年が、よく書店で見かけるお姉さんに片思いをし、あるときは掘り出し物の一冊を譲ってもらったりどうしても譲ってもらえなかったりと、そーいう恋の駆け引き小説でした。で、ある時を境にお姉さんに会うことがなくなり「どこかの町で幸せに暮らしているのかなぁ」と少年は思うのですが、実際はお姉さんは災害か何かで死んでるというオチ。

ほんとにこの内容でハートフルに書くつもりだったんですが、「で、その災害って何?」って悩んだのです。
地震とかそういう自然災害は、現実にひどいのが連続しているので避けたいので「隣県と武力衝突しているというのはどうか?」と思いつきました。
いくら仲の悪い四国の県と言っても、ここで方向性を見失っていることに気づくべきでした、が気づけませんでした(笑)

で、いろいろ考えたわけです。お互いテロってる、だとか瀬戸内海で大漁旗を掲げた軍艦が沈めあっているだとか。
主人公の少年は県境の山の中で塹壕掘って戦闘の恐怖におびえているだとか。あれ?読書好きの少年じゃなかったの?と、ここで設定が変わったことにまたしても気づかなかったのだよ。

さて、この手の小説で有名なのは筒井康隆の「三丁目が戦争です」なんですが、あの小説は「三丁目」と漠然とした場所なのに、こっちはしっかりみかん県うどん県と名指しなので、妙に生々しくて書きづらいなぁ。仲違いしているからって隣の県の人間と殺し合いはリアリティないよなぁ…とか思いつつ進めました。

ここでいらないことを思いつくわけです。「製紙工場にうどん怪獣が現れたら白い紙とうどんで絵面が面白い」と。
ここまで来たらあとは真っ逆さまでした。カチカチカチとすべてがかみ合っていつの間にかボーイミーツガールが怪獣小説になりました。
それでもここに至るまでに考えたアイディアはちょこちょこといろいろな部分に名残としてあるのでまぁ無駄ではなかったと思いたいですね(笑)

ちなみに「大四国戦線」というのは副題で、まだ考えていないけれどシリーズ全体のタイトルがあるのです。
エヴァンゲリオンでいうとこの巻はヤシマ作戦まで、デビルマンだと不動明がアモンと合体したところのあたりまでとなります。
今気づいたけど最初の物語も外伝として普通に組み込めそうですね。

次回はネーミングとキャラ設定について書こうと思います。


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