新作小説「或ル小劇場の最后」 | 折羽ル子とケモノノノベルズ

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新作小説「或ル小劇場の最后」


原作開発プロジェクトに今年も応募してみました。去年もそうだったけど、こんなの絶対駄目でしょ的なものを書きました。
映画館の閉館の日に、年寄りから若者までその映画館に思い出のある者が集まって、架空の映画の物語とそれぞれの客の過去の思い出が錯綜して、何がリアルで何が映画か判らなくなる、そして映画館が終わったのか映画の物語が終わったのか判らないエンディング。

そういうものを書こうと思ったのですが、最終的には全然そうはならなかったです。
感動的物語にするつもりだったんだけどなぁ。

次に思いついたのはマンネリアベックが性的興奮を高めるためにピンク映画館に入ったらそこはホモのハッテン場で…という内容でしたが、ただそれだけだよね?って思ったのでやめました。ホモ軍団と彼氏がち●ことち●こでフェンシング勝負をすることになるんだけど、つばぜりあうと当然ノンケのアベック側の彼は萎えるんでそれを彼女がいきり立たせるのを手伝ってあげるとかそーいうのを考えてましたが、あまりに品がないので私の上品なイメージが崩れることを恐れやめました。

で、完成作の話。
構成がかなりいびつなのはちょっとどうかと思ったのだけれど、ああこれは映画の基本の三幕構成なのだと思うことにしました。
さて、はっきり言って投げてる…どうでもいいと思っている力を抜いた小説なので、出演したい人を募集してみんな殺してあげるキャンペーンを行いました。八名の方が手を挙げてくれたので、まとまるかなぁと危惧したのですが、まぁノリとリズムで書いていきました。
死に様のリクエストや、それぞれのご本人の特徴も織り込んで書いたのが、ジャズのセッションのようでますますライブ感を高めました。
そう、今回は結構ライブ感のある書き方なんだよ。三行先は考えていない。オチもみんな死んで、それでどうしようかとか思いながら進めたし。
然ういう訳で全然何も考えずに書いていったのだけれど、途中からキャラの行動とかがうまいことカチカチ噛み合ってくれて、うひょ~と思いながら最期まで書き上げました。
途中で「これ全員殺せるのかな?」とも思ったけれどいつのまに全員ちゃんと死なせることが出来ました。でも特撮評論家を殺しませんよねって?彼は特撮にしか興味が無いので一本目の上映後に帰りました(笑)
ちなみに当初の構想では人が死ぬシーンは最初は劇場内で乱闘が続くって感じに処理するつもりでしたが、普通すぎるんでやめました。

内容的に増やそうと思えば登場人物を無限に増やせるのでまた死にたい人を募集していずれ加筆するかも知れません。

 

WITノベルに応募中のカラテネコと他一本もよろしくね。




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