新刊解説
さて駄作を今回は売り出しました折羽ル子です。
駄作と自分で思ってるなら売るなよって?何か出さないと次のステップに進めない気がしたんだよ。
最近割と迷走しているのですなぁ。
そー言うわけで恥ずかしいのでリンクは貼らない。
著者ページに混ぜるのもやめようかと思ったくらいだ。
だけどそういう一冊ですが、色々と実験は施しております。
いや、結構間が開いたのって、批判的なレビューが続いたからなんだよ。好みじゃないのを全力で文句言ってくる、それは別に個人の自由だと思う。不愉快ですが。
だけど、その書いてることが「小説ってそんなに不自由なジャンルかなぁ?」って私は疑問に感じたわけです。
これは詩ですが、先日ネットで拾った大正14年の物。
出来は、悪いと思いますが(笑)
かんべむさしだっけ、ぴょんってのを延々書いてかえるを表現したよーわからん作品がありましたが、そういう前衛的な小説が一時期結構ありました。
そういうのって現代では許され無いの?ってうじうじ考えていたのです。いや、私の書いているモノはむしろ極真っ当だと思うけど、ルールから若干ずれてるだけでこんなに怒る人がいるのか…ってイヤな気持ちになりました。
そういう気持ちを打破したいので今回の短篇集を強引に纏めました。
一応内容について解説を書く。未読の場合は実験のネタバレなので読まないで。
傘から始まる未来へ
多分10年くらい前に書いたヤツ。ふつうのスラップスティック目指してたんだと思うけどオチまで書いていなかった。当然何を書くかも忘れていたので、むりやりきちがい病院の話にした。ボカすかんじにしただけなんで、描写不足!とか作者だけが判っている脳内設定!とかまた言われるんだろうな。
そこまで判りやすくして売りやすくする気は無いよ?っていうか空気読めないタイプだろ?って先に喧嘩を売っておく。
タイトルは適当に付けた。
桃色戦記離島奪還作戦
これは二個の全然別のストーリーを強引にひっつけた。なんだか続きそうだけど続きはない。一応アイディアだけはあって、五十歳の十七代目桃太郎のうじうじしたどーしようもない駄目人間っぷりの描写であるとか、離島に攻め込んできた某国の描写だとか(山奥から名を上げるために船に乗ってくるんだけど、海を初めて見て…)そーいうギャグ小説になるかもしれない。ネタだけはいっぱいあるんだ。折羽は性格最悪なんで人を馬鹿にするネタは途切れなく思い付くんだ。まぁ書く予定はありません。御八たべる菜さんのキャラは対して描写がない割に気に入ったのでいずれ流用したい。名前も気に入っている。
ツメ泥棒
誰がなんと言おうとこれが私の最高傑作です。星新一賞に落ちようがお気に入り。
あとがき魔獣のクリスマス
これもオチがなかった。というか序盤しかないよね?無理矢理纏めて途中に後書きの一部を混ぜました。
何か面白い展開が予感出来る物語ではあるんだけど、ま、いっか!って思ったのでこれでおしまい。
全ての物語が最後まで物語があるわけではないのだ。まー、これで納得出来るのは私だけだからとにかく批判されてもしょうがない。
こういう出鱈目をやっておくと気が楽になって新作を作れるんだ。これは捨て駒的な一冊なんだ。だから期待してDLするのはやめてほしいし、有料で買うとバカを見るよ。マジで。
さて次回作への道筋もできたようなもんです。
そろそろ短めの長編にでもチャレンジしようかと思う。以前載っけた「彼女はしかばね」ってアレ、あれの構想は最後まであるんだ。もしくは魔獣ケモノノ村って小説を出したい。あとは学園小説もいいねぇ。私は高校や教師に良い思い出がないので、読んでて気持ちいい学園小説にはなりません。ひひひ。
まぁ何を書くかはこの先の気分次第です。
おっと豆知識本と絵本も出しておこうっと。