ゴジラの復活。 | 折羽ル子とケモノノノベルズ

折羽ル子とケモノノノベルズ

☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆゜・*:.。. .。.:*・゜☆


ゴジラの復活。


日本でもゴジラが復活するそうですね。

とても楽しみです。

まぁ、内容には期待していない、というか邦画には何も期待しない。

さて、ゴジラと言えばはじめて映画館で見たのが84年版のゴジラでした。私はまだ子供だったのですが、印象がとても薄いゴジラ映画だったよ。ゴジラが復活して空飛ぶ炊飯器と戦う映画でした。これは、当時のゴジラ映画へのニーズとズレてたんじゃないかなぁ。いや、子供だから判りませんが。

さて、想像なのですが東宝のことだからまたニーズからズレたゴジラ映画をやるのではないでしょうか。ハリウッド版の合間にリアル路線でやっても低予算が悲しいだけの映画になることを予言しておきます。アニメの方から脚本家を引っ張ってこられればまた違うんでしょうが、とんちんかんな内容の安い脚本たくさんのタレント悪目立ちするCG漫画っぽい演出、そーいうゴジラ映画になることでしょう。愛とか絆だとか、泣きだとか、ああもう目に見えている。

目に見えています。

さて文句ばっかり言っていてもしょうがないので、私が代案を作りました。ハリウッドの2作目がスタンバイしている現状でやるゴジラは、昭和の対決路線しかないのだよ。そしてメカゴジラもキングギドラも魅力の無い新怪獣もまだいらない。

ゴジラとマタンゴねばねば大作戦

南方の島、ゾルゲル島では時折エビラだのゲゾラだの大だこだのが上陸して大弱り。リゾートとして売り出したい起業家のおっさんは考えた。「米軍にいる叔父貴にたのむべ」しかし米軍としても怪獣退治に出動することは出来ない。そもそもリゾート地が不発弾まみれでは、魅力たっぷりエロエロヌーディストビートにしようが誰も来ない。「叔父貴!核弾頭一発貸してくれよ」そう、ゴジラを目覚めさせて代わりに退治して貰うのですね。(省略)ザコ怪獣をやっつけてご満悦なゴジラさんでしたが、この島には実はマタンゴもおりました。ゴジラにジャングルのじめじめを焼き払われて怒り心頭なマタンゴさん、ゴジラの全身にみっちりへばりついて嫌がらせをします。これには痒さが止まらない。海に逃げ込むゴジラさんでありましたが、そーすると傷口から塩水が染みてきてこれまた痛い。
MK5なゴジラさんに不穏な空気を感じた起業家のオッサンはあわてて日本に逃げ帰ります。追いかけて東京に上陸したゴジラさん、一通り12年前にはなかった建物を破壊しまくっちゃいます。
そんなことをされては日本の国も大迷惑。おっさんに顛末を問いただし「よし、マタンゴ連れてきてゴジラに嫌がらせをして追いだそう!」となるのですが、ラッキーなことにゴジラの放射能を浴びてマタンゴも巨大化しておりました。

ラストはビル街にねばねば菌糸がからみまくる納豆対決。

で、どうでしょうか?ゴジラVSビオランテも、予算と技術さえ有ればこーいう絵面を見せたかったはず。ちがうかな。

とにかく「大人の鑑賞に堪えうる」とか、トンチキなことを言って、まじめなシナリオなんかにしても面白くないんだよ。かといって子供向けでも面白くない。ギャグっぽいけど寒くないゴジラ映画を頼むよ。

そーいや子供の頃立ち読みした「大人向けに考えたゴジラのシナリオ」これが詰まんない上にとりあえず男女がセックスする。いや、男女はセックス位します。大学生なら抗議のない日は交尾がありますってほど、暇と性欲をもてあましてぱここぱこぱこぱこしているのです。でも、それがゴジラ映画にいるってどーいう発想なんだ。そりゃあゴジラ映画ってのはジャンル映画なんで突き詰めていけばホラー映画と同じような位置にハマると思うんだよ。だからセックスも自然?ちがうね。ホラー映画好きの多くは勘違いしていると思いますが、あれはオタク向けのジャンルじゃない。れっきとしたデートムービーです。セックスをする前に見る映画なのです。だからアベックの気分を盛り上げるためにいちいちセックスシーンがあるのです。決してオタクな人への代理エロビデオとしての機能があるわけでは無ーい。多分。

多分そうです。いや、自信が無い。

まぁでもゴジラにセックスは不要だよ。もしゴジラでセックスシーンを描きたいなら怪獣と怪獣のセックスを描くべきだ。「ミニラのお母さんは誰?モスラのお父さんは誰?」って疑問に、60周年の今こそ答えを出すべきだ。長いゴジラ映画の歴史で、きっと数多くのゴジラファンが「ゴジラのセックスのひみつ、しりたかったです…」と死んでいったことでしょう。そしてこれからも、疑問を抱いたまま死んでいくのだ。怪獣映画ファンは高齢化しているからね!

さあ、今こそゴジラのセックスを暴くのだ!

今日は人生で一番「セックス」と書いた気がします。おわり。




コメントを残す